第1回不具合対応ブログ
不具合対応についてのブログを始めたいと思います.これまで経験してきた不具合に対する処し方について述べたいと思います.
今回は不具合品の実体観察についてです.よくあるケースは不具合品の担当者が現物を持ち込み,原因を特定してほしいという依頼です(現場で確認する場合もある).部品が割れたり欠けたり,また摩耗したり黒く変色したりしています.
そこで最初にすることは現物観察です.不具合のあった部品だけでなく,相手の部品も併せて現物が無い場合は必ず用意してもらいます.現物観察は次のステップで進めます.
- 目視で不具合品を観察する.不具合部分が見えにくい場合は可能な場合は分解する.不具合個所を次のステップで詳細に調査するので絶対に不具合箇所を洗浄しないで観察に努め,写真やスケッチで状況を記録する.すでに洗浄してしまっている場合も同様に記録する.油脂や摩耗粉などがある場合は,必ずそれらをサンプリングし,洗浄して観察する.状況が明らかな場合を除き,この時点では不具合を断定しない.ここで,目視ではないですが臭気にも気を付け,特徴があれば記録します.
- ハンディーの拡大鏡や,実体顕微鏡で不具合箇所を観察する.目視ではわからない細かな割れ,ひび,破面の状況,摩耗・焼付き面の状況を観察し記録します.不具合部は1か所だけでない場合もあるので,なるべく広範囲にいろいろな角度で観察します.ここで,不具合品の状態を手感で確認することも忘れないでください(確認できるレベルは習熟度により異なります).ハンディーの粗さ計・摩擦測定器があれば測定しておいてください.

