第68回不具合対応ブログ(表面粗さ その3)

第53回のブログで同じRa=2.0μm,Rz=5.0μmでも粗さ形状が大きく異なる場合があることを紹介した.そのため粗さの値だけではなく,粗さ曲線,ベアリング曲線を確認する必要があることを説明した.今回はRpk(突出山部高さ)とRvk(突出谷部深さ)について述べる.

上図のように粗さの突起の部分の高さをRpk,谷部の深さをRvkと言う.この値がどのような不具合と関係しているかを以下に示す.

Rpk:部品の切削後のバレルが不十分な場合や粗い研磨工具で研磨している面が残っている場合にこの値が大きくなる.加えてその割合(図中の斜線部)が大きい場合は焼付きが発生しやすい.この値を品質管理に加えると信頼性が増す. Rvk:油溜まりの指標としてよく用いられる.この値およびその面積が大きいと油潤滑の部品の場合耐焼き付き性能が向上し,耐久性が向上する.加工方法を工夫しこの値に着目すると製品の売りこみがしやすくなる.

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