第67回不具合対応ブログ(対策完了までの時間が無い場合)

とにかく明日までに原因を突き止めなければ取引先からおしかりを受けてしまう,などと切羽詰まった状況の場合何をするか,過去やってきた経験を以下に紹介する.

  • リソーセス確保

マイクロメータ,ノギス,拡大鏡,実体顕微鏡,粗さ計,硬度計,などの最低限必要な計測器の独占使用権を確保し,すぐに招集できる関係者に連絡して集まってもらう.遠方にいる専門家とは電話,TV電話で参加を確約する.さらに詳細分析が必要な場合は予算を確保する.

  • 相手先との連絡

なぜ明日までが必須なのか,そうでなければいつがタイムリミットか,最低限何が分かればよいか,報告は面直が必須なのか確認する.ここで分析結果を専攻送付し,逐次更新して送付すること.相手にしっかり対応していることを実感してもらうことが重要である.

  • 報告

報告書とともに,多くの写真や生のデータ,特に重要なのは現物をもっていって説明することが重要である.そこで新たな具体的な指摘をいただけることがある.報告内容はあくまで客観的事実に基づき原因を推定するところまでである.決して断定してはいけない.一番いけないのは,ふわっとした何が言いたいのかわからない報告である.相手の意見を真摯に受けとめ,次のアクションとして,いつまでに何をするかを合意することを目指す.

ここまでが時間が無い中,最低限実施する内容である.

注意点

相手側が極めて高圧的な場合がある.こちらの構えはあくまで冷静沈着に対応することに徹するとともに,相手の要求が個人的なものか,組織として必要なものかを考えながら対処することが重要である.個人的な場合は,何を言っても受け付けないので,相手の要求を復唱し,記録する.このケースは往々にして主張が変わる場合があるので,その点を確認しながら進めることが肝心である.へたに言い返すと相手が激高して話がまとまらなくなるので注意が必要である.

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