第86回不具合対応ブログ(鉄粉ダストによる不具合)

車のブレーキや工場から排出される鉄粉ダストは汚れが落ちにくいので厄介である.以下にその発生原因と対策について述べる.

  • 車のブレーキ

ブレーキパッドとディスクローターが摩擦して削れ,細かい金属粉となってホイルに付着します.高温状態で飛散するため,冷えると固着しやすい特徴があります.放置するとサビ(酸化)を誘発し,頑固な汚れになります.なぜ細かな金属粉が出るかですが,ブレーキの利きを良くするためにブレーキパッドに金属繊維や金属粉が使われている場合があるからです.欧州車は特にこの材料を使っているためホイルの汚れが目立ちます.

汚れは通常の洗車ではまず落ちないので,専用のクリーナーを用いる日知用があります.対策は,ブレーキパッドを汚れにくい材料に変更するか,ホイルにコーティングをして汚れを落ちやすくします.

  • 工場

工場からの粉塵被害は鉄鋼会社の爆発事故後に鉄粉が周辺に降り積もって多くの住民が被害にあった.またこの時ヤードにある多くの新車に降り積もった.新車の塗装は柔らかく,鉄粉が埋まりやすいので復旧に多くの時間と労力が必要であった.

このような事故だけではなく,工場の排気が原因の場合がある.周辺の住民に対する補償や修理修繕が必要となってしまうため,多大な費用と信用を損失する. そのため粉塵発生場所には吸引口を設け,最終的には集塵機で除去することが必須である.これまで周辺に住宅地が無かった場所が宅地開発によって住宅が増えてきた立地にある工場は特に再点検が必要になる.

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