第45回不具合対応ブログ(不具合発生時DRBFMの落とし穴)
前回第44回不具合対応ブログでDRBFMを使って初動対応時に意見集約することを紹介した.ここではこのDRBFMを使う際の落とし穴(注意点)ついて取り上げる.
- 事前か事後か
本来のDRBFMを実施する主旨は未然防止である.こんな設計・工程・材料変更をしたので,それに対して問題点が無いか関係者が集まり,課題に対して優先順位をつけて未然防止をする.しかし,実際は問題が発生してから実施することが多い.また,事前に実施されていても検討が不十分であって結局改めて実施することになることが多々ある.
- 開催時の問題
DRBFMを実施する際に,変更した責任部署はその部署内もしくは近くの部署だけで作成することが多い.その背景は時間が無い,もしくは実施しておけばとりあえずOKという安易さから生じる.結局問題になってから関係部署として呼ばれることを多く経験した.最初から呼んでくれればボヤ程度で解決したと考える.
- 変更点の波及範囲の見誤り
少しの設計変更なのでその周辺の影響のみ対策すれば良いという安易な結論を出すケースが散見された.当然後工程の工場の加工工程や,小変更に伴い応力バランスが変わって,末端の部品まで影響することもある.少なくとも設計や材料,工場サイドのベテランを加えて議論すべきである.
