第83回不具合対応ブログ(部品がバラバラに壊れた2)
第49回不具合対応ブログ(部品がバラバラに壊れた)ではギヤなどの1つの塊の部品がバラバラになった不具合についてどのように破壊モードを特定していくかについて言及した.今回は下図のチェーンのように多くの部品で構成された部品が壊れたときにどのように原因を特定するかについて述べる.
- 破断部品の探索
バラバラになった構成部品をすべて回収し,断片を照合して破断原因を特定可能な破断部位の有無を確認する.傷,疲労破壊,摩耗,腐食などの破談に至る痕跡が確認できれば破断要因としてリストアップする.複数ある場合は状態を比較し,原因を推定する.過負荷や衝撃荷重が原因の場合はこれら痕跡が見つからない.しかし,部品がバラバラになってしまっているので,その痕跡が消滅してしまっている可能性もあるので結論を急がない.
- 運転ログの確認
運転ログ(PLCデータ、SCADA、稼働管理システム)に残されたデータパターンから、チェーンがどのようなメカニズムで破壊に至ったかも推測する必要がある.
- 潤滑不良
残油量,潤滑油の劣化状態を確認・分析する.油量が不足していなかったか,運転時間超過や温度上昇の有無がわかる. https://tt-net.tsubakimoto.co.jp/tecs/engd/cdc/engd_cdc_kzo.asp


