第37回不具合対応ブログ(軸受不具合)

軸受は多くの機械に使われ,転がり軸受と滑り軸受けがある.また軸受は産業のコメともいわれる必須要素である.専門メーカが選定や不具合に対応しているのでここでは一歩下がって見てみることについて取り上げる.
まず転がり軸受の不具合であるが,異音・振動やトルク異常が発生して発見される.分解して内外輪と玉の状態を確認して原因を考える.玉は割れてしまっているかほとんど変化が無い状態と判断される.割れていれば過大負荷や繰返し応力による破断と判断される.しかし玉の故障については各社のHPで多く取り上げておらず,結局専門メーカの担当者の推論で終結する.なぜなら玉の製造は以下の専門メーカではなく他のメーカからの買い物であるためである.よって玉の製造不良なども考慮すべきである.
https://www.nsk.com/jp-ja/tools-resources/abc-bearings/damage-and-countermeasures/
https://www.ntn.co.jp/japan/products/catalog/pdf/2203_a16.pdf
https://koyo.jtekt.co.jp/support/catalog-download/uploads/catb3001.pdf
また,異物混入で故障したと結論される場合がある.この場合シール付き軸受の提案がある場合があるが,シールだけでは異物混入を防ぎきることはできない.異物発生を極力抑える策が必要である.
次に滑り軸受の故障であるが,転がり軸受同様の異音・振動やトルク異常発生と,損失トルク増で発見される.多くの場合,故障原因は潤滑油不足,油温上昇による油膜破断,軸への課題荷重等である.潤滑供給回路や運転条件見直しにより解決する.しかし,転がり軸受と比較して不具合を起こした滑り軸受け面で原因まで特定することは容易ではない.焼付きは摩耗が進展して発生して,さらに同時に表面剥離が生じる場合もある.疲労による剥離なのかは断面を観察しないとはっきりしない.軸受メーカに問い合わせるか弊社のようなコンサル会社に相談して初めて状態をある程度特定できる.スラストワッシャーや,スラストカラー,カラーやブッシュと呼ばれる部品も同様である.

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