第75回不具合対応ブログ(予兆2 聴覚)
前回五感の中で2番目に感度が高いのが聴覚である.視覚と同様にこの能力をどのように点検時に加味して異常チェックをするかについて取り上げる.
- 環境整備および保護具
音を遮音するには技術的に困難な場合があるが,イヤープラグを装着しなくても良い装置の異常を発見するには暗騒音を遮断することが重要である.常時音を発生させる換気扇や,電源装置からの音,近隣からの音を遮断するように防音材の追加や,制振タイプに変更することでベースの音のレベルを下げて感度を上げることができる(ウェーバー・フェヒナーの法則).
イヤープラグ等の保護具が必要な環境では,人の聴覚に頼ることはできない.無理して保護具を外すことは危険です.ハンディーの周波数測定器が準備できればベストである.
- 聞き分ける
日頃装置がどのような音を発しているかの経験が重要である.いつもと違う高音や重低音や,不規則は音の発生等であったりするが,時に非常に微かな音であったりする場合がある.装置を熟知していないとわからないケースもあるので不審な点があったらベテランの現場担当に確認が必要である.しかし高音域は年齢によっては聞こえなくなる場合があるので注意が必要である.

