第76回不具合対応ブログ(予兆2 触覚・嗅覚)
前回五感の中で3番目,4番目に感度が高いのが触覚,嗅覚である.視覚・聴覚と同様にこの能力をどのように点検時に加味して異常チェックをするかについて取り上げる.
- 環境整備(触覚)
触覚はまずどこで感じるか.答えは足からである.現場を歩いているときに異常な振動は足から感じる.そこで重要なのは床の塗装である.定期的に塗りなおすことで足からの情報を得ることができる.金がかかるから荒れた状態に放置しておくと移動する危険性もある.過去工場を見させていただく中,放置している会社が散見された(指摘はさせていただいた).装置に触れて確認する際は安全に十分配慮して,振動の発生源を特定する.熱源がある場合は直接触れることは避け,棒などを使って間接的に確認する.回転物が露出している場合は必ず運転を停止して確認する.
- 環境整備(嗅覚)
火災などの発生は臭いから検知する場合がある.この検知を高めるために,装置から出る臭気をミストコレクターやフィルターで除去することが有効である(働く環境づくりになる).また,工場の換気を良くすることも有効である.
- 教育
視覚,聴覚,触覚,嗅覚,時には味覚(異変を味覚の変化で稀に検知することがある)などの五感の重要性を認識することが重要である.会社のプログラムに是非加えていただきたい.

