第9回不具合対応ブログ(表面粗さ 基礎編)

表面粗さは見た目が荒れているなと感じたら大きい,またつるっとしてると感じたら小さい.実際触ってみても荒れている面はざらざらしている,つるっとしている面はすべすべしている.これら視覚や触覚から得られる情報は重要である.表面粗さ計がある会社ならば,実際に測定することによって定量化できます.表面粗さ計が無い会社の場合は,外部に測定依頼してください.依頼しなくてもできる方法としては,現物を切断して断面形状を観察・測定することで代用できます.また,最近の高性能顕微鏡には表面粗さ測定機能がついている場合があります.それでは粗さのデータの見方の基礎を以下にまとめますが,測定パラメータ詳細は以下参照

https://www.mitutoyo.co.jp/about-metrology/knowledge/roughness

https://www.mitutoyo.co.jp/public/cms-assets/about-metrology/standard/pdf/surface_parameters_2.pdf

表面粗さとは,表面の形状からうねりの成分を抜いた‘粗さ曲線’からRa,Rzなどの粗さパラメータを出力したものである.慣れていないと,うねり成分まで含めて表面粗さとしてしまうので気を付けたい.一般的に表面粗さといえばRaを指す.粗さがいくつかと聞かれたらこのパラメータを出力すればよい.今では少なくなってきたが,旧式の十点粗さRzを要求される場合がある.ここで注意すべきは,基準長さが測定した粗さレベルに合っているかであるが,手動計測でなければ気にする必要は無い. もう1点気を付けたい点がある.Raが同じであれば面は同じかというとそうではない場合がある.うねりの値はまず確認したい.また‘粗さ曲線’もしくは‘粗さ曲線’の波形を出力して形状が同じかどうかを念のため確認することをお勧めする.

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