第16回不具合対応ブログ(水質管理起因不具合)
設備や製品の冷却,製造に水は欠かせない.工業用水や市水,地下水,精製水などが使われている.以下に不具合と対策事例を挙げる.
1.工業用水は設備や製品の冷却に多く使われる.河川等から浄水設備を経て供給される.
主に沈殿処理のみで供給されているので用途に応じて前処理が必要になる製品に直接使う場合はPH調整や殺菌,細かなメッシュ等での追加前処理が必要になる.また,設備までの導管が鉄管の場合は接続部の切粉や経年後の錆が混じる場合があるので設備直前にフィルターが無い場合は設置することを勧めたい.滞留部がある場合は特に夏場に菌が増殖してそれが悪さすることがあるのでチェックが必要である.特に塗装や接着工程は水管理が重要である.さらに他地域に工場を設置する場合は,従来の水との差を十分チェックする必要がある.元の工業用水の季節変動や経年変化にも留意する.
2.地下水の利用時はできれば毎月の水質検査が必要である.季節変動や地殻変動により水質が変わる可能性があるからである.また.水量が不足する場合があるのでバックアップの水を用意する必要がある.上記と同様に設備直前にフィルターが無い場合は設置することを勧めたい.下記3.4.も同様.
3.精製水を購入している場合は検査表をチェックするとともに定期的に検査に出しておくことをお勧めする. 4.市水の場合も定期的に検査に出しておくことをお勧めする.カルキが導管に堆積する場合があるので数年ごとにチェックして必要であれば交換する.

