第33回不具合対応ブログ(保管不具合)

製品の製造時に素材,加工途中品および完成品の保管時の不具合も時々発生する.大きく分けて錆発生による不具合とそれ以外に分けられる.

 錆の発生には滞留時間や環境(温湿度,保管場所),そして人の介在が原因となる.部品の仕掛かりまでの時間が長くなる場合や,客先までの輸送時間と輸送環境を十分に考えていなかった場合がよくあるケースである.また,保管場所が外気に触れる近くであったり,床に直置きだったりする.さらに人が素手で触れる工程であったりもする.輸送時間や環境は業者任せで把握していないこともあったりする.防錆油を付与したり,透明の防錆PE袋等を使うことをこれまで勧めてきた.中身がよく見えるので取り違えの防止にもなる.

 錆以外の不具合であるが,1つ目は塵である.目に見えない塵が製品に付着して不具合を発生する場合もあるので,特に精密機械部品や高機能部品等は最終工程を囲ったり,先のブログに記載したように工場内の内圧を高めて外部からの塵等の侵入を防ぐことをお勧めする.2つ目は意外にも防錆油による不具合である.これは保管状態では問題ないのであるが,その製品を次工程に投入した際,部品同士が付着して分離できない不具合が発生する場合がある.平面が大きい部品が重なったときに張り付いてしまう現象によるものである.この際は防錆材を変更したり,工程上の改善で対策する. 現場サイドでは十分に考慮していると自信を持たれているところでも,抜け漏れが発見される.弊社などの現場を良く知る外部機関に定期的に工程を見てもらうことをお勧めする.

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